インプラントとは — 入れ歯・ブリッジとの違いから
歯を失ったときの治療法は、大きく分けて入れ歯・ブリッジ・インプラントの3つです。どれが良いかは、失った歯の本数、隣の歯の状態、骨の量、そしてご本人が何を優先したいかによって変わります。ここでは、インプラントがどういう治療なのかを、良い面だけでなく負担の面も含めてご説明します。
インプラントとは、失った歯の「根」からつくり直す治療です
インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に土台(アバットメント)と被せ物(上部構造)を取り付ける治療です。骨と結合した人工歯根が噛む力を支えるため、隣の健康な歯を削ったり、バネをかけたりする必要がありません。
一方で、外科手術が必要であること、治療期間が数ヶ月単位になること、公的医療保険が適用されない自費治療であることは、あらかじめご理解いただく必要があります。
入れ歯・ブリッジとの違い
| 比較項目 | インプラント | ブリッジ | 入れ歯 |
|---|---|---|---|
| 隣の歯への負担 | 削らずに治療できる | 両隣の歯を削って支えにする | 部分入れ歯はバネをかける歯に負担がかかる |
| 噛む感覚 | ご自身の歯に近い感覚で噛めることを目指せる | 比較的しっかり噛める | 硬いものが噛みづらいと感じる方がいる |
| 見た目 | 被せ物の材質により自然な見た目を目指せる | 材質により金属が見えることがある | バネが見えることがある |
| 手術 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 治療期間 | 数ヶ月〜(骨造成を伴う場合はさらに長くなります) | 比較的短い | 比較的短い |
| 費用 | 自費(385,000円〜/1本・税込) | 材質により保険/自費 | 材質により保険/自費 |
| 手入れ | ご自身のブラッシング+定期メンテナンスが必要 | 支台歯のケアが必要 | 取り外して洗浄 |
※感じ方には個人差があります。上の表は一般的な傾向を整理したもので、どの治療法が優れているかを示すものではありません。骨の量や全身の状態によっては、インプラント以外の治療法をお勧めする場合もあります。
当院のインプラント治療の特徴
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CTによる三次元の診断
レントゲン写真は平面の情報しか得られません。当院は歯科用CTで骨の厚み・高さ、神経(下歯槽神経)や上顎洞の位置を立体的に確認したうえで、埋入の可否と位置を検討します。
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サージカルガイドを用いた埋入
CTデータをもとに作製した手術用の器具(サージカルガイド)をお口に装着し、計画した角度・深さで埋入することを目指します。手術時間の短縮や、周囲の組織への負担軽減にもつながる場合があります。
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骨が足りない場合・手術が不安な場合への対応
骨量が不足している場合の骨造成、手術への恐怖心が強い方への静脈内鎮静法にも対応しています。いずれも適応の可否は診査のうえで判断します。
適応となる方・慎重な判断が必要な方
適応となる可能性がある方
- 入れ歯が合わない、外れる、噛みづらいと感じている方
- ブリッジのために健康な歯を削ることに抵抗がある方
- 歯を1本〜数本失い、周囲の歯を守りたい方
- 顎の骨に一定の量があり、全身の状態が安定している方
慎重な判断・事前の確認が必要な方
- 顎の骨の量や厚みが不足している方(骨造成の併用を検討します)
- 糖尿病・高血圧・骨粗しょう症などの持病がある方(主治医への照会を行う場合があります)
- 骨粗しょう症の薬(ビスホスホネート系薬剤等)を服用中の方
- 喫煙習慣のある方(治癒に影響する可能性があります)
- 重度の歯周病がある方(先に歯周病治療が必要になる場合があります)
- 顎の成長が終わっていない方
上記に当てはまる場合でも、直ちに治療を受けられないという意味ではありません。逆に、当てはまらない場合でも診査の結果お勧めしないことがあります。判断はCT診断と全身状態の確認を経て、個別にご説明します。
このページに関するよくある質問
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年齢の上限を一律に定めてはいません。顎の骨の状態と全身の健康状態が判断の基準になります。当院では70代以降の方の治療実績もあります。持病やお薬の服用がある場合は、内容を確認したうえで可否を判断します。
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ご自身の歯に近い感覚で噛めることを目指す治療ですが、感じ方には個人差があります。天然の歯には歯根膜という組織があり、インプラントにはこれがないため、噛んだときの感覚は完全に同じにはなりません。
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できます。1本から全顎まで対応しています。本数によって費用・期間が変わるため、CT診断後に具体的な計画をご提示します。
どの治療法が向いているか、比べるところから
インプラントに決めていなくても構いません。入れ歯・ブリッジを含めて、いまのお口の状態でどんな選択肢があるかをご説明します。相談・CT診断は無料です。